いつのまにか夏がおわり、気持ちのいい空気に包まれた秋の週末。前から気になっていた小石川植物園にいってきました。都営三田線白山駅からだと10分ほどですが、坂を上って下るのでちょっと距離をかんじるかも。小石川植物園は300年ほど前につくられた徳川幕府の植物園"小石川御薬園"があったところで、日本最古の植物園なのだそうです。現在は、東大理学部の研究や教育のための植物園ですが、一般にも公開もされています。入園券は正門前にあるたばこ店で購入。高低差のある細長い敷地の園内は鬱蒼としていて昼でも薄暗く、植物園というよりもどこか山野に迷い込んだ雰囲気。まずは低地を歩いていくと、湧水からの水の流れが奥にある日本庭園の池までつづいています。水辺のところどころに咲くヒガンバナの群生が美しい^^ 途中にはお稲荷さんがあり、こちらは太郎稲荷、奥の日本庭園には次郎稲荷があります。途中ワイルドなかんじのところもありますが、日本庭園あたりは手が入れられ開放的。東京の真ん中にいるとは思えない風景が広がります。徳川5代将軍綱吉が小さい頃住んでいたという白山御殿の庭園がルーツだそう。池のほとりには旧東京医学校本館(東大の前身、東京医学校時代の建物)が移築され、ちょっと不思議な感じもしますが。。 ふかふかの芝生が気持ちよく、ネコたちのーんびり寝ころんででいます~ かなり急な傾斜面を上った高台には武蔵野の雑木林が広がり、巨樹も大きく枝をのばしています。桜並木や温室のほか、小石川養成所で使われていたという井戸も残り、さまざまな歴史もかんじられる地。ところどころにベンチがある以外、ゆっくりできるところはなく、トレイも屋外であまり入りたくないかんじなので、植物好きでなければあまり見るところはないかもですが・・ 整備された植物園よりもあまり手つかずのかんじがなかなか心地よく、またちがう季節にきてみたい~ まだまだ蚊もいますが・・・さまざまな木々の香りや虫の音をききながら、ゆっくり秋をかんじました^^
+小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)
+小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)
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by powerlife2
| 2010-10-09 22:41
| 初秋