No Man’s Land ノー・マンズ・ランド @フランス大使館旧庁舎
広尾にあるフランス大使館のリニューアルに伴い、取り壊し前の旧庁舎が公開され、アートイベントが行われています。元は徳川伯爵所有だった地。徳川家の古い洋館は徐々になくなりましたが、広大な緑地は引き継がれたのだそう。旧庁舎は1957年にジョゼフ・ベルモンによる設計で建てられた地下1階、地上3階の建物で、隣に1960年代に建てられた別館があります。普段は中に入ることのできない大使館の緑豊かな庭と建物を使った、日本、フランスを中心に70人ほどのアーティストによるインスタレーション。隣に建てられた新しい大使館と旧庁舎をつなぐかのようなゲートをくぐると、アプローチには地面やまわりの植栽まで一緒にペインティングされたプジョーが! みかんぐみによる旧大使館で使われていたキャビネットのリユースプロジェクト~日本風庭園のエントランスの壁にはマリオのペインティング~中庭に面したラウンジは伊勢谷友介氏とリバース・プロジェクトが手がけたリバース・カフェ。テーブルにはリサイクルされた建具や解体された廃材などが使われていたりしていいかんじ。さらに作品は多数ある事務室のほか、廊下、階段、地下室、トイレ、中庭、屋上など、旧庁舎のあらゆる空間へとつづきます。今は誰もいなくなった事務室には全面窓からあたたかな光が差込み、窓のフレーム、造りつけの棚、サインやメールボックスなど、年月を経て使いこまれてきた建物にみんなで別れを告げるかのような時間。日本とフランス、さまざまな人や歴史、文化が交差する時空を越えた空間・・・取り壊された後、跡地にはマンションが建つそうです。イベント期間中、アーティストによっては現場にアトリエを構え、創作活動をしているので、制作過程を見ることができたり、ワークショップもあるそう。部屋数も多く1回でみるのはたいへんかも。もう一度見にきたい~
+No Man’s Land(ノー・マンズ・ランド)@フランス大使館旧庁舎
☆09/11/26-10/1/31 ※2/18まで延長
+No Man’s Land(ノー・マンズ・ランド)@フランス大使館旧庁舎
☆09/11/26-10/1/31 ※2/18まで延長
by powerlife2
| 2009-12-26 22:12
| 冬